豊嶋康子





「親:母親編・父親編」 豊嶋康子 
マスキングテープ、油性フエルトペン
サイズ:可変 2014
撮影:福永大輔 ※参考作品

定規や、株価、色、近年の木製パネルの作品群など、ある媒体の社会性・システム・構造などに、鋭利に、そして緻密にアプローチする豊嶋の作品は、イタズラめいた美術としてのラディカルさの上に成り立っています。 その一方で社会の基盤となる法や、その上で尊重されるべき歴史認識などの社会の前提に対しての疑問や提案として解釈することも、時にそれは政治的にさえ感じられることがあるかもしれません。


豊嶋康子|Yasuko TOYOSHIMA
http://www.toyoshimayasuko.com

1967年埼玉県生まれ。
主な個展に2014年「PANEL #24~」(M画廊、栃木) 2013年「パネル」(秋山画廊、東京)、2008年「第2回多層展「豊嶋康子の多層系—<マークシートから輪郭まで」(Fuji Xerox Art Space、東京)、2005年「公開制作27色調補正」(府中市美術館、東京)、2004年「作品解説」(CAS、大阪)など多数。 主なグループ展に2013年「長い夢をみていたんだ」(TALION GALLERY、東京)、2013年「引込線」(旧所沢市立第2学校給食 センター、埼玉)、2006年「美術館は白亜紀の夢を見る」(埼玉県立近代美術館、埼玉)、2006年「第3回府中ビエンナーレ 美 と価値—ボストバブル世代の7人」(府中市美術館、東京)、2002年「傾く小屋―美術家たちの証言since 9.11」(東京都現代美 術館、東京)、2000年「Art in Tokyo No.12 崇高と労働」(板橋区立美術館、東京)など


記事: