「革命前後」火野 葦平 著 1960
従軍作家として第一線で活躍し続け、終戦後戦争責任を問われる尋問の中発する「自分はバカでしたから」という言葉。そしてさほどの戦争責任も負わされない事に対しての屈辱感。みんなが信じたものが無かった事の様に進行して行く世界というのを体現し、60年安保の年に自殺をした作者。人々に広くアウトプットする人間として、また民衆として、自分が今考えていることや行為というのは、社会による誘導でしか成り立たないのかどうか。(BARBARA DARLINg)
2015/03/30
CAMP Public Meeting #1-3 / 戦争画
CAMP Public Meeting #1-3 / 戦争画
それぞれが10個のキーワードでつくった戦争画についての地図をもとに話し合います。
出演:笹川治子(アーティスト)、佐々木健(アーティスト)、バーバラ・ダーリン(アーティスト)、眞島竜男(アーティスト)
日時:2014年4月2日(木)19:30~22:00 ※開場は13:30(13:30〜19:30は自習時間)
場所:blanClass(神奈川県横浜市南区南太田4-12-16)
定員:30人 参加費:1,000円(予約)/1,200円(当日)
※自習時間:戦争画についての参考資料などを見たり読んだりできます
http://ca-mp.blogspot.jp/2015/02/public-meeting-1.html
2015/03/13
「美しきものの伝説」宮本研 著
「美しきものの伝説」宮本研 著 1968
【二十一世紀戯曲文庫】
http://binb-store.com/index.php?main_page=product_info&products_id=15236
少し複雑な構造になるのですが、1968年と言う安保闘争をはじめとする活動ががある中で、新劇を起点とする文学座の為に書き下ろされた、新劇当初の新劇がたらしめる頃の演劇と政治、思想についての戯曲です。
戯曲ですし、この戯曲が書かれた背景の社会と言うのを踏まえて、また当時の演劇界の状況も踏まえて、作家が描き出した世界であると見る必要もあるし、しかしながら凄まじいリサーチも行われている事がかいま見えます。また政治的、演劇史的背景を踏まえて上演された事の意義に付いても考える必要があって、つまり作家が新劇発足を見る事の重要性が書いた当時の政治活動的にあった事を意味しているので、今読むととっても構造が複雑だし、今の時代性も踏まえなければ読む(現在上演する異義)価値もないので、それを見いだして読んで行くと、もっと複雑です。断言出来るのは、そのようなハードルを越えて読む価値がある程、素晴らしいです。思想、藝術、文化、政治、娯楽。それら一切を引き受けた若者達の青春として見る事が出来ますが、そのような事が、社会的に、また主体的にも現在可能なのかどうか、身につまされます。亀戸事件(亀戸事件はまた違った問題を孕んでいんますが)に便乗するかの様に、仕組まれていた大杉事件に見る、軍部による文化の問題をはらんでの思想弾圧を考えて、第二次世界大戦と戦後の日本文化を考える必要があると気づかせてくれます。(BARBARA DARLINg)
【二十一世紀戯曲文庫】
http://binb-store.com/index.php?main_page=product_info&products_id=15236
少し複雑な構造になるのですが、1968年と言う安保闘争をはじめとする活動ががある中で、新劇を起点とする文学座の為に書き下ろされた、新劇当初の新劇がたらしめる頃の演劇と政治、思想についての戯曲です。
戯曲ですし、この戯曲が書かれた背景の社会と言うのを踏まえて、また当時の演劇界の状況も踏まえて、作家が描き出した世界であると見る必要もあるし、しかしながら凄まじいリサーチも行われている事がかいま見えます。また政治的、演劇史的背景を踏まえて上演された事の意義に付いても考える必要があって、つまり作家が新劇発足を見る事の重要性が書いた当時の政治活動的にあった事を意味しているので、今読むととっても構造が複雑だし、今の時代性も踏まえなければ読む(現在上演する異義)価値もないので、それを見いだして読んで行くと、もっと複雑です。断言出来るのは、そのようなハードルを越えて読む価値がある程、素晴らしいです。思想、藝術、文化、政治、娯楽。それら一切を引き受けた若者達の青春として見る事が出来ますが、そのような事が、社会的に、また主体的にも現在可能なのかどうか、身につまされます。亀戸事件(亀戸事件はまた違った問題を孕んでいんますが)に便乗するかの様に、仕組まれていた大杉事件に見る、軍部による文化の問題をはらんでの思想弾圧を考えて、第二次世界大戦と戦後の日本文化を考える必要があると気づかせてくれます。(BARBARA DARLINg)
「戦争と文化――力としての文化 第三話」 岸田國士 著
「戦争と文化――力としての文化 第三話」
岸田國士 著
青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44709_39335.html
新劇・文学座・そして大政翼賛会。戦争。それらが経験して来た日本の文化におけるスキルというものについて並大抵の想像力では挑めないです。この後60年代安保が来て、演劇におけるアングラの到来を思うと、決して分断された歴史ではないはずだろうと思いながら80年代生まれの自分には実感として歴史を感ることは想像力と観察力を要すると思います。(BARBARA DARLINg)
岸田國士 著
青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44709_39335.html
新劇・文学座・そして大政翼賛会。戦争。それらが経験して来た日本の文化におけるスキルというものについて並大抵の想像力では挑めないです。この後60年代安保が来て、演劇におけるアングラの到来を思うと、決して分断された歴史ではないはずだろうと思いながら80年代生まれの自分には実感として歴史を感ることは想像力と観察力を要すると思います。(BARBARA DARLINg)
短編集「神の子どもたちはみな踊る」 村上春樹 著
「神の子どもたちはみな踊る」
村上春樹 著 2000年
2000年2月、新潮社より刊行された。「地震のあとで」という副題付きで『新潮』に連載された5編の短編と、書き下ろし短編1編を収録している。
本書の登場人物達は皆1995年1月に発生した阪神大震災に間接的に関わっている。また村上は「解題」において同年3月にオウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件との関連にも触れており、この短編集では以後の作品に出てくる「ある種の圧倒的な暴力」の片鱗を描いているという。
※ウィキペディアより
村上春樹 著 2000年
2000年2月、新潮社より刊行された。「地震のあとで」という副題付きで『新潮』に連載された5編の短編と、書き下ろし短編1編を収録している。
本書の登場人物達は皆1995年1月に発生した阪神大震災に間接的に関わっている。また村上は「解題」において同年3月にオウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件との関連にも触れており、この短編集では以後の作品に出てくる「ある種の圧倒的な暴力」の片鱗を描いているという。
※ウィキペディアより
- UFOが釧路に降りる
- アイロンのある風景
- 神の子どもたちはみな踊る
- タイランド
- かえるくん、東京を救う
- 蜂蜜パイ
を集録している。「UFOが釧路に降りる」は間接的な実体験とカルト、が当事者性をはらんでいて、ひとつの身体的なリアリティーの可能性としてセックスが日常的に描かれる事。「神の子どもたちはみな踊る」は巨根という身体的なコンプレックスとアイデンティティを備え、恋人を失い母親が新興宗教にはまっている青年と、幻想の父親。霞ヶ関。そして経験が描かれる。「タイランド」は特筆したい事がたくさんあるが時間があれば追記したい。(BARBARA DARLINg)
「ヒヤシンスが恐い」 フィリップ・リドリー著
「ヒヤシンスが恐い」
フィリップ・リドリー著 福田 広司 訳
火だるまの人間を見て、変わってしまった女と、「理解」の困難を引き受ける、夫と子供。 (BARBARA DARLINg)
フィリップ・リドリー著 福田 広司 訳
火だるまの人間を見て、変わってしまった女と、「理解」の困難を引き受ける、夫と子供。 (BARBARA DARLINg)
「足もとに流れる深い川」 レイモンド・カーヴァー 著
「足もとに流れる深い川」
レイモンド・カーヴァー 著 村上 春樹 訳 1983年
夫の休日。釣り。死体。少女。道徳。生活。ジェンダー。不振。愛。(BARBARA DARLINg)
レイモンド・カーヴァー 著 村上 春樹 訳 1983年
夫の休日。釣り。死体。少女。道徳。生活。ジェンダー。不振。愛。(BARBARA DARLINg)
「ねじまき鳥クロニクル」 村上 春樹 著
「ねじまき鳥クロニクル」
村上 春樹 著 1994年〜1995年
経験していない戦争を追体験する為の鮮明な描写と、その絶対的な距離について。(BARBARA DARLINg)
村上 春樹 著 1994年〜1995年
経験していない戦争を追体験する為の鮮明な描写と、その絶対的な距離について。(BARBARA DARLINg)
2015/02/28
「21世紀を憂える戯曲集」野田 秀樹 著
「21世紀を憂える戯曲集」
野田 秀樹 著 2007
ちいさな頃から、非暴力と平和、平等を教育されて来た自分には、戦争経験者の悲しみや恨みの半分も理解していなかった事を知りました。終戦はよかったけれど、敗戦が何を意味しているのか、「オイル」を見に行って初めて発見した事でした。
(BARBARA DARLINg)
野田 秀樹 著 2007
ちいさな頃から、非暴力と平和、平等を教育されて来た自分には、戦争経験者の悲しみや恨みの半分も理解していなかった事を知りました。終戦はよかったけれど、敗戦が何を意味しているのか、「オイル」を見に行って初めて発見した事でした。
(BARBARA DARLINg)
2015/02/14
CAMP Public Meeting #1-2 / 戦争画
Public Meeting #1-2 / 戦争画
戦争画についての地図をつくります。
日時:2015年2月17日(火)19:00~22:30
場所:東急東横線沿線(参加者にはメールでお伝えします)
定員:7人(予約制) 参加費:無料
===
参加者:佐々木健、眞島竜男、笹川治子、バーバラ・ダーリン
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戦争画についての地図をつくります。
日時:2015年2月17日(火)19:00~22:30
場所:東急東横線沿線(参加者にはメールでお伝えします)
定員:7人(予約制) 参加費:無料
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参加者:佐々木健、眞島竜男、笹川治子、バーバラ・ダーリン
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2015/02/11
CAMP Public Meeting #1-1 / 戦争画
Public Meeting #1-1 / 戦争画
戦争画についての地図をつくります。
日時:2015年2月12日(木)11:00~16:00
場所:井野アーティストヴィレッジ studio104(茨城県取手市井野団地3-16[地図])
定員:10人(予約制) 参加費:無料
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参加者:笹川治子、バーバラ・ダーリン
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http://ca-mp.blogspot.jp/2015/02/public-meeting-1.html
戦争画についての地図をつくります。
日時:2015年2月12日(木)11:00~16:00
場所:井野アーティストヴィレッジ studio104(茨城県取手市井野団地3-16[地図])
定員:10人(予約制) 参加費:無料
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参加者:笹川治子、バーバラ・ダーリン
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http://ca-mp.blogspot.jp/2015/02/public-meeting-1.html
2014/12/09
「戦争画STUDIES」展
![]() 米伝単(対日本軍)1944〜45年、13.6×20.5㎝、表面 一ノ瀬俊也 『宣伝謀略ビラで読む、日中・太平洋戦争 ―空を舞う紙の爆弾「伝単」図録』 柏書房 2008年 より | 飯山由貴|IIYAMA,Yuki キャンプ|CAMP 笹川治子|SASAKAWA,Haruko 辻耕|TSUJI,Ko 豊嶋康子|TOYOSHIMA,Yasuko バーバラ・ダーリン|BARBARA DARLINg 村田真|MURATA,Makoto 百瀬文|MOMOSE,Aya |
「戦争画」と呼ばれる絵があります。物語を語り伝えたり、戦いに挑む強い気持ちを奮い立たせたりする目的でつくられますが、描き手はそこに芸術のはたらきも求めて腕をふるうでしょう。
かつて大日本帝国で軍の要請のもとに描かれた「戦争画」は、惨たらしい戦争を推し進めることに力を貸したとして、芸術としては扱いにくいとされています。そんな「戦争画」について、一年をかけて作家の視点で研究者や人々と共に調べた成果を、この展示会ではコンテンポラリーアートとして発表します。
2015年12月9日(水)-12月20日(日)
9:30-17:30(11日(金)は20:00まで)(20日(日)最終日は13:30まで)
Wed.9th.Dec.-Sun.20th.2015. 9:30-17:30(Fri.11th.-20:00)(Sun.20th.-13:30)
入場無料 Entrance free
東京都美術館 ギャラリーB TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM galleryB 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 Tel: 03-3823-6921 http://www.tobikan.jp 交通のご案内: ・JR上野駅公園口より徒歩7分 ・東京メトロ銀座線・日比谷線 ・上野駅7番出口より徒歩10分 ・京成電鉄京成上野駅より徒歩10分 *駐車場はございません。 |
会期中のSTUDIES
12月13日(日)14:30〜
飯山由貴「ある職業の人を探しにいく」
※申し込みが必要です。 詳しくは>>
12月14日(月)18:00~20:00
レクチャー「女性と美術と戦争」講師:吉良智子
※申し込みが必要です。 詳しくは>>
12月18日(金)18:00~20:00
座談会 「メディアのなかの戦争」司会:笹川治子
※申し込みが必要です。 詳しくは>>
12月19日(土)15:00~17:00
木下直之「戦争スペクタクル上野ツアー」
※申し込みが必要です。 詳しくは>>
12月19日(土)12:00〜14:00(開場:11:30)
座談会「ちいさな物語:もう一つの戦争画から見えるもの
-清水登之・育夫像より」
ゲスト:杉村浩哉(栃木県立美術館 特別研究員)×中野冨美子(清水登之長女)
司会:辻耕
※申し込み不要です。(当日先着順) 詳しくは>>
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2.「育夫像」 清水登之 合板、油彩 1945 公益財団法人大川美術館蔵
3.「対画ー清水登之・育夫像」 辻耕 キャンバス、油彩 2015
4.「無題」 作者不明 1950年代
5.「Public Meeting #1-3 / 戦争画」 CAMP 2015
6.「オーディション[テルミン奏者]」百瀬文 video 3 minutes and 55 seconds 2014 ※参考作品
7.「戦車」 笹川治子 ダンボール、木、塗料、ニス 2014 ※参考作品
8.「親:母親編・父親編」 豊嶋康子 マスキングテープ、油性フエルトペン
サイズ:可変 2014 撮影:福永大輔 ※参考作品
9.「当事者について02」 BARBARA DARLINg ダンボールに白亜地、鉛筆、角材 2015 ※参考作品
問い合わせ:SUNSHINE NETWORK Japan
Phone: (050) 5539-5378
E-mail: info@sunshinenetworkjapan.net
WEB: http://sunshinenetworkjapan.net
主催| 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
SUNSHINE NETWORK Japan (「戦争画STUDIES展」実行委員会)
助成| 台東区芸術文化支援制度・公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
公益財団法人野村財団・公益財団法人朝日新聞文化財団






公益財団法人朝日新聞文化財団
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